さて、【普通に塗る編】で普通に塗りました木の台座。
こちらを今回は色々なワックスを使って汚しを入れていきたいと思います。
今流行りのエイジング塗装ってやつです。
まずは「ダークワックス」その名の通り濃い色のワックス。
いっぱい塗ればあり得ないくらいゴリゴリに汚れます。
部屋に置いとくとお母さんに「何?あなたまたゴミを拾って帰って!!」と怒られるレベルです。
やり過ぎたと思ったらウエスや要らない布などで拭き取りましょう。そうするとこんな感じ。
完全には拭き取れませんので勢いでつけすぎると後悔しますのでご注意を。
もっと控えめがお好きな方は角を中心にダークワックスを塗って他は薄くかする程度に塗っていきましょう。
こんな感じ。個人的にはこれくらいが好きです。
角や出っ張った部分を中心に色を付ける事で古びた雰囲気を表現できます。
こちらは店の什器でホームセンターで買ってきた足場板にペイント+ダークワックスで仕上げています。
直角だと良い表情が出にくいので塗る前に木材にわざと傷を入れたり角を削ったりするとホームセンターで売っているような木材でもアンティーク感が出せます。
木目や節がはっきりあるような木材だとそれが浮き出てくるのでオススメです。
場所によってワックスの濃淡をつけてあげるとより面白い表情が出ます。
ぜひお試しあれ。
お次はダークワックスの兄弟分。新発売のブラックワックスです。
その名の通り黒いワックス。使い方はダークワックスと同じですがブラックと言う名の通り「黒」です。
ダークワックスは茶色、ブラックワックスは黒。
こういう感じでうっすら塗ると1色目に塗った凹凸などが浮き出て来ます。
1色目をわざと粗目に塗ったり、写真のように垂れるくらい多めに塗ったりすることでワックスを塗った時の効果が変わって来ます。
エイジング塗装をする場合は1色目は綺麗に均一に塗るよりもわざと雑に塗ったり凹凸を付けて塗る事で仕上がりが変わって来ますので綺麗に塗りすぎないように注意しましょう。そしてアニースローンチョークペイントはその凹凸が表現できる塗料なのでエイジング塗装にピッタリです。
最後はこちらも新商品のホワイトワックス。
白いのでベースの色を少し濃いもの(フレンチリネン)にしました。
使い方は同様ですが色が白いので仕上がりは全く変わって来ます。
全体に塗って。
余分を拭いていく。
半分くらい拭き取るとこんな感じ。
もっと拭き取るとこんな感じです。お好みの状態で止めてください。
こちらも塗る対象物がもっと凹凸のあるようなものだと凹部分にホワイトワックスが残ってもうちょっと良い感じになると思います。
一見そんなに変わってないように見えますが。並べてみると。
全然違う。ちょっとした凹みや節にしっかりとホワイトワックスが入っていていい味出してくれてます。
ホワイトワックスとブラックワックスはまだ新商品で使い慣れていないのでまだまだ研究の余地はありそうです!
さあ、長々と書きましたがこれにてワックスで汚す編終了です。
どのワックスもすごく優秀でワックスを塗るだけで全く違う表現が可能です。
今回は塗るものがすごくきれいにカットされているので表情が出しにくいですが途中書いたようにわざと傷を入れたり、削ったり、角の面を取ったりする事で表情が全然変わって来ますのでぜひチャレンジしてみてください!
次回は【違う色を重ねて塗る編】です。